直流12ボルト

北海道新聞 夕刊 地域情報版    「みなみ風」   コラム欄 立待岬
2015年(平成27年)06月19日 第5230号 掲載

 

  イベント会場での丸山園移動喫茶の出店依頼が増えてきた。野外で気軽においしい抹茶を楽しむことができたと好評化をいただいている。当園湯川店で提供しているお茶のかき氷や、あいす抹茶、丸山園オリジナルわたアメと、子どもや大人も楽しめるメニューとなっている。室内や催事開催の環境が整った会場では電源の使用電力、ワット数を気にするだけだが、屋外の緑の島やグランドなどでは自前で電源を確保する必要があり、安定して1600ワットを作りだす仕組みが出店の最終のクリア条件と自分では目標としている。
 発電機を使うと簡単なのだが排気音がうるさいのが問題となる。静音型もあるが高価で手が出せない。水産高校の機関科で勉強した知識と、スポーツ少年団のヨット大会を函館港で開催している技術と経験から出した答えが、バッテリーの直流12ボルトをもとに、一般家庭にも届いている交流100ボルトを発生させる方法。ヨット大会は自動車のバッテリーを並列に接続しインバーターを使って交流100ボルトを発生させ運営した。直流12ボルトで使用可能な電気機器で主要な配置をし、必要最低限の機器を交流100ボルトで動かした経験を移動喫茶に生かしたい。
 インバーターも性能が良いのがあり、あれやこれや試行中だ。この仕組みを身に付けると、移動店舗として、もっとお茶の楽しさを表現できそうだ。

登録日 : 2016-02-07  | 最終更新日 : 2016-11-15 | カテゴリ: 社長のコラム, 道新「みなみ風」