校歌斉唱

北海道新聞 夕刊 地域情報版   「みなみ風」 コラム欄 立待岬
2017年(平成29年) 2月27日 第5639号 掲載

 「暦の言葉」に興味をもって2ヶ月が過ぎようとしている。暦の解説に、立春は「冬の陰気に閉ざされた万物に春の陽気が立ち初めると言う意味で立春と言う」と書いてあった。たしかに、寒いとはいえ季節の変化を感じている。

 春といえば旅立ちの時節でもある。卒園、卒業、修了と長い人生の中での一つの節目となる。公立高校の卒業証書授与式まであと数日。大切に過ごしてほしいと心から願う。

 学んだ知識と経験、いっぱいの思い出を持って旅立ってほしい。また、外に出たら校舎を目に焼き付けてほしい。環境が激変しているため、今後校舎があるとは限らない悲しく、辛い現実もあるからだ。伝統を残すためにも、校歌は歌い継ぐことができる、重要なものだ。多くの方々が校歌の大切さを思われていることだろう。

 私の母校は、北海道函館水産高等学校で、この数週間、今更だが、函水の校歌と改めて向き合って考えている。いろいろと思うことが多く深いものだ。

 とある先人に「出身校の校歌はちゃんと覚えておくもんだ!そういうもんだ」と教えたれたことがあるが、今になってみて、しみじみ「そういうもんだ」と感じている。

 卒業式での校歌斉唱では胸を張って歌い、学校生活をやりとげて、卒業してほしい。子を持つ親の1人として心から願う。

登録日 : 2017-02-28 | カテゴリ: 社長のコラム, 道新「みなみ風」